最新記事

iPhone

中国人民日報、アップルを非難 香港デモ隊が使う地図アプリ提供めぐり

2019年10月9日(水)09時58分

中国共産党機関紙の人民日報は、米アップルがダウンロードを認めている地図アプリが、香港でデモ参加者によって警察の動きを把握し、時には暴力的な行動を起こすために利用されているとして強く非難した。写真は香港のアップルストア。2013年4月10日撮影(2019年 ロイターBobby Yip)

中国共産党機関紙の人民日報は8日、米アップルがダウンロードを認めている地図アプリが、香港でデモ参加者によって警察の動きを把握し、時には暴力的な行動を起こすために利用されているとして、アップルを強く非難した。

人民日報はアプリ名に言及していないものの、アップルをデモの共犯と激しく攻撃するとともに、同社が「理路整然と考えているのか」と疑問を呈した。

さらに同紙は、アップルには善悪の判断力がなく、真実を無視しており、「有害なソフトウエアを野放しにするのは中国人民の感情を裏切る行為だ」と指摘した。

ツイッター上でデモ支持派と批判派の双方から話題になっているのは、アップルのアップストアで入手できる香港の地図アプリ「HKmap.live」。開発者はコメント要請に応じていない。

[香港 8日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2019トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます




20191015issue_cover200.jpg
※10月15日号(10月8日発売)は、「嫌韓の心理学」特集。日本で「嫌韓(けんかん)」がよりありふれた光景になりつつあるが、なぜ、いつから、どんな人が韓国を嫌いになったのか? 「韓国ヘイト」を叫ぶ人たちの心の中を、社会心理学とメディア空間の両面から解き明かそうと試みました。執筆:荻上チキ・高 史明/石戸 諭/古谷経衡


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

英中銀、政策金利0.25%引き下げ インフレ上昇と

ビジネス

海運マースク、25年は輸送量4%増と予想 関税と紅

ビジネス

英国民のインフレ期待、1月は低下=シティ・ユーガブ

ビジネス

英建設業PMI、1月は1年ぶり50割れ 住宅部門の
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 2
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギー不足を補う「ある食品」で賢い選択を
  • 3
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 4
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    戦場に響き渡る叫び声...「尋問映像」で話題の北朝鮮…
  • 7
    「僕は飛行機を遅らせた...」離陸直前に翼の部品が外…
  • 8
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 9
    マイクロプラスチックが「脳の血流」を長期間にわた…
  • 10
    AIやEVが輝く一方で、バブルや不況の影が広がる.....…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 5
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 6
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 7
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギ…
  • 8
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 9
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 10
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 6
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 9
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中