英中銀、政策金利0.25%引き下げ インフレ上昇と成長鈍化を予想
イングランド銀行(英中央銀行)は6日、今年のインフレ見通しの大幅な上方修正は一時的と判断し、政策金利を0.25%ポイント引き下げ4.50%とした。ロンドンの本部で6日撮影。(2025 ロイター/Toby Melville/File Photo)
[ロンドン 6日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)は6日、今年のインフレ見通しの大幅な上方修正は一時的と判断し、政策金利を0.25%ポイント引き下げ4.50%とした。2委員は0.50%の利下げを主張した。
ロイター調査によるエコノミスト予想でも4.50%への利下げが予想されていた。マン委員とディングラ委員は4.25%への大幅利下げを求めた。マン委員はこれまで利下げを主張していなかったが、より積極的な政策緩和への転換がいずれ必要になるとの見方を示していた。
ベイリー総裁は、中銀は「国内経済と世界情勢を注意深く監視し、追加利下げに向けて段階的かつ慎重なアプローチをとる」と述べた。
中銀は第4・四半期について0.1%のマイナス成長になったとの見方を示した。
利下げは昨年8月の開始以降3回目となった。
今回の会合議事要旨では、インフレを押し上げる可能性のある生産性低迷を理由に、一部委員は今後の利下げに「慎重」なアプローチを求めた。目標を上回るインフレ持続のリスクは低いが、中銀は「慎重」姿勢を継続する必要があるとする委員もいた。
国内経済の見通しは、11月の中銀予測よりも悪化している。
すでに2.5%と目標を上回っているインフレ率は、エネルギー価格上昇や水道・バス料金値上げが予定されることから、今年第3四半期に3.7%程度でピークに達すると見込んでおり、前回ピーク予想の2.8%から上方修正した。インフレ率が目標の2%に戻るのは27年の第4・四半期と予想、前回から6カ月後ずれした。
中銀行はまた、弱い企業・消費者センチメントや鈍い生産性の伸びから今年の成長率見通しを半減させ0.75%とした。26・27年の成長率予想は1.25%から1.5%に小幅上方修正した。
今後の米国による関税が英インフレ率にどう影響するか正確には不透明だが、英国が特定の対象ではないとしても世界的な関税引き上げが成長鈍化につながる可能性が高いとした。
これらの予測は、利下げペースが11月よりも緩やかになり、今年末までに政策金利が4.25%程度に低下するという市場予想に基づいている。これまでは3.75%に低下するとみられていた。
4.25%への利下げに賛成した2委員の意見は異なっており、議事録によると1人は「積極的」アプローチへの支持を表明。これはマン委員が使った経緯がある言葉だ。この「積極的」委員は、より大きな利下げへの賛成が市場により明確なシグナルを与えるとし、金融政策は当面制約的とする必要があると指摘した。
もう1人の委員は、弱い成長によりインフレ率が中期的に目標に戻ることを確実にする可能性が高いとの見方を示した。
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