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航空事故ボーイング、737MAX関連メールの当局提出遅らせた? 失速防止機能の問題巡り
米ボーイングが旅客機「737MAX」の失速防止システム「MCAS」に関する2016年のパイロット間の社内メッセージを米連邦航空局(FAA)に提出していたことが分かった。写真はボーイングの旅客機「737MAX」。7月1日撮影(2019年 ロイター/Lindsey Wasson)
米ボーイングが旅客機「737MAX」の失速防止システム「MCAS」に関する2016年のパイロット間の社内メッセージを米連邦航空局(FAA)に提出していたことが分かった。ボーイングがFAAを欺いていた可能性があるという。
関係筋によると、メッセージは737MAXの当時のチーフテクニカルパイロットだったマーク・フォークナー氏と別のボーイングのパイロットとの間で交わされ、シミュレーター上のMCASのパフォーマンスに関する懸念が示されている。
また、ボーイングはこのメッセージを把握してから4カ月にわたりFAAに提出していなかった。米司法省もメッセージを所有しているという。
FAAは18日、ボーイングが前日に「数カ月前」に把握したメッセージを提出したと説明。737MAXが初めて認証された2016年時のFAAとのやり取りが記されているという。
FAAはメッセージに「懸念」があるとし、「適切な対応を決定するために情報を調査する」とした。
FAAのスティーブ・ディクソン局長はボーイングのデニス・ミューレンバーグ最高経営責任者(CEO)に対し、メッセージの提出が遅れたことに関する「即時の」説明を求めた。
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