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災害千曲川周辺の救助活動続く 台風19号で広範囲に浸水被害
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70メートルにわたって堤防が決壊した長野県の千曲川流域では、広い範囲で住宅街に水が流れ込み、今も自衛隊や消防、警察が救助活動を続けている。写真は被災地域でゴムボードを運ぶ救助隊員。10月14日、長野県長野市で撮影(2019年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
記録的な大雨をもたらした台風19号が東日本に上陸してから3日、河川が氾濫した各地では今も浸水被害が続いている。
70メートルにわたって堤防が決壊した長野県の千曲川流域では、広い範囲で住宅街に水が流れ込み、今も自衛隊や消防、警察が救助活動を続けている。
13日午後に救助され、避難所に身を寄せていた71歳の男性は、2階にいれば大丈夫だと思ったと話す。妻と母親と自宅にいたが、避難しなくてはと思ったときには手遅れで、急に水かさが増したという。
30代の女性は、水が流れ込んできたときの恐怖を振り返る。水の力は強く、黒く、恐ろしかったと話す。自身が暮らすこの内陸の街が浸水するとは想像していなかったという。
NHKなどによると、台風の影響で21の河川、24カ所で堤防が決壊。142の河川で水が堤防を越える氾濫が確認された。茨城県では那珂川の氾濫で水戸市が、栃木県では秋山川の氾濫で佐野市が冠水した。福島県の阿武隈川流域でも浸水被害が出た。
NHKによると、台風による死者は37人、17人の行方が分からなくなっている。消防庁が14日午前8時に取りまとめた集計では、死者17人、行方不明者13人となっている。
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※10月15日号(10月8日発売)は、「嫌韓の心理学」特集。日本で「嫌韓(けんかん)」がよりありふれた光景になりつつあるが、なぜ、いつから、どんな人が韓国を嫌いになったのか? 「韓国ヘイト」を叫ぶ人たちの心の中を、社会心理学とメディア空間の両面から解き明かそうと試みました。執筆:荻上チキ・高 史明/石戸 諭/古谷経衡