「ロシアは次の大統領選も介入する」 モラー元特別検察官、議会公聴会で証言
一方、モラー氏は公聴会で捜査はでっち上げとの見方を否定。「これは魔女狩りではない」とも述べた。捜査は「公正かつ独立した方法」で行い、捜査チームは最も清廉潔白だったと語った。
トランプ氏の書面聴取に関する民主党議員からの質問に対しては、大統領が全て正直に回答したわけではないとの見方に「大筋で」同意すると述べた。また、捜査チームが昨年、トランプ氏に対面での事情聴取を強制する召喚状を出さないことを決めたのは「捜査を早く終結させる必要があった」からだと説明した。
トランプ氏が過去に内部告発サイト「ウィキリークス」を称賛したことについては「控えめに言っても問題がある」と述べた。
さらに、「これまでの仕事人生で、私は民主主義に対する挑戦を何度も目にしてきたが、その中でもロシア政府の選挙干渉疑惑は最も深刻なものだ」と指摘。ロシアは米国の政治への介入を継続しており「次の選挙でもやるだろう」との認識を示した。
ロシア疑惑捜査のきっかけに関する質問には回答しないとした。捜査がトランプ氏に打撃を与えるという政治的な動機によるものだったと証明することを望んでいた共和党議員の失望を誘った可能性がある。
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