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日米関係トランプ「日米安保条約の見直し必要、安倍首相に伝えた」
トランプ米大統領はG20首脳会議閉幕後に会見し、日米安全保障条約を公平な形に見直す必要があると安倍晋三首相に伝えたことを明らかにした。写真は5月の来日時、トランプ氏が海上自衛隊の護衛艦「かが」を視察した際の様子。5月28日、神奈川県横須賀市で撮影(2019年 ロイター/Athit Perawongmetha)
トランプ米大統領は29日午後、20カ国・地域(G20)首脳会議閉幕後に会見し、日米安全保障条約を公平な形に見直す必要があると安倍晋三首相に伝えたことを明らかにした。
トランプ大統領は、「破棄することはまったく考えていない。不平等な合意だと言っている」と語った。その上で、「条約は見直す必要があると安倍首相に伝えた」と述べた。
米ブルームバーグ通信は25日、トランプ大統領が最近、日本との安全保障条約を破棄する可能性について、側近に漏らしていたことが分かったと報じていた。
日米安保条約は、日本の施政下にある領域が武力攻撃された場合は日米共同で対処する一方、日本は米軍に基地使用を認めることを定めている。
菅義偉官房長は27日、トランプ氏が安保条約に不満を表明していると報じられたことについて、 「片務的ということは当たらない」との認識を示した。
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