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米朝首脳会談北朝鮮、トランプの提案に関心 非武装地帯での首脳会談実現か
トランプ米大統領はツイートし、G20大阪サミットの後に訪韓した際、北朝鮮の金正恩委員長と南北軍事境界線で握手をしたい、と呼びかけた。 写真は今年2月にベトナムで開かれた米朝首相会談。2月27日、ハノイで撮影(2019年 ロイター/Leah Millis)
トランプ米大統領は29日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と南北の非武装地帯で会う意向を示し、北朝鮮側も「意義ある機会」と応じた。
20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)で大阪滞在中のトランプ米大統領は29日朝ツイッターで、G20後に韓国を訪問する際「金委員長がこれを見ていれば、非武装地帯での南北軍事境界線で握手し挨拶したい」と書き込んだ。
大統領はその後記者団に対し、「今朝思いついたことだ。委員長がいるなら2分間だけでも会うことになるだろう。それがせいぜいだが、それでも構わない」と述べた。
大統領は29日中に韓国に向かい、30日にはワシントンに戻る予定。
これに対して北朝鮮の崔善姫第1外務次官は、「非常に興味深いが、正式な提案を受け取っていない」と述べた。北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)が伝えたもので、同次官は「トランプ大統領の意向通り、軍事境界線で米朝首脳会談が実現すれば、両首脳の個人的関係がさらに深まり、両国関係が進展する意義ある機会となる」と述べた。
G20後の会見でトランプ大統領は、「委員長は非常に受容力がある。会う可能性はある」と指摘。「これはサミットではなく、握手と呼ぶべきものだ」とし、非武装地帯で会った場合は喜んで境界線を越えて北朝鮮側に足を踏み入れると述べた。
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