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中東連邦航空局、一部イラン領空の飛行禁止を米航空会社に命令
米連邦航空局(FAA)は、米航空会社に対し、イラン領空のうちホルムズ海峡およびオマーン湾の上空の飛行を禁止する緊急命令を発表した。写真は離陸するユナイテッド航空の航空機。チューリヒ空港で4月に撮影(2019年 ロイター/Arnd Wiegmann)
米連邦航空局(FAA)は20日、米航空会社に対し、イラン領空のうちホルムズ海峡およびオマーン湾の上空の飛行を禁止する緊急命令を発表した。
FAAは、航空機追跡アプリの情報として、イランが地対空ミサイルで米軍の無人偵察機を撃墜した際、最も近い民間航空機は約45カイリ圏内にあったと明らかにし、「撃墜当時、多くの民間航空機が周辺を飛行していた」と指摘した。
FAAの禁止措置は米国外の航空会社には適用されないが、航空会社に指針を提供しているOPSGROUPは、世界の航空各社がFAAの措置を考慮するだろうとの見方を示した。
これより先、ユナイテッド航空は、イラン領空を通過する米ニュージャージー州ニューアーク空港とインドのムンバイ間の路線について、イランによる米無人偵察機の撃墜を受けて安全性を検証した結果、運航を停止したと発表した。
アメリカン航空とデルタ航空は20日、イラン上空を飛行する路線はないと明らかにした。日本航空とANAホールディングスもイラン上空は飛行していないとしている。
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