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貿易戦争トランプ、習近平と電話協議「通商取引について大きく前進」
12月30日、トランプ米大統領(右)は、中国の習近平国家主席(左)と電話で協議したことを29日明らかにし、貿易問題を巡る米中の取引が順調に進みつつあるとの見方を示した。北京で昨年11月撮影(2018年 ロイター/Damir Sagolj)
トランプ米大統領は29日、中国の習近平国家主席と電話で協議したことを明らかにし、貿易問題を巡る米中の取引が順調に進みつつあるとの見方を示した。
トランプ大統領はツイッターで「習主席と長く、非常に良い電話協議を行った」と明らかにし、「取引は非常に順調に進んでいる。成立すれば、あらゆる分野や争点を網羅した非常に包括的なものになる。大きく前進している!」と投稿した。
中国国営メディアも29日、両首脳が電話で協議したことを伝えた。報道によると、習主席はトランプ大統領との合意事項の実行に米中双方が取り組んでいるとし、両国が「互いに歩み寄り、双方にとって有益かつ、世界の利益になる合意をできるだけ早くまとめるよう尽力することを望む」と述べた。
中国外務省は30日、米中関係は過去には荒れることもあったが、緊密な関係が双方の経済や世界の平和と安定に重要との見解を示した。
外務省の陸慷報道局長は声明で、米中関係は「歴史上重要な新たな出発点」に来ており、両国は互いの主権や安全保障、開発面での利害を尊重し、相違に適切に対応すべきだと指摘した。
その上で「戦略上の誤った判断を回避するため、両国とも相手の戦略上の意図を理性的かつ客観的に判断する姿勢を維持し、戦略的なコミュニケーションを強化するとともに、戦略的な相互信頼を醸成する必要がある」との立場を示した。
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