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中間選挙投票日迫る米中間選挙 トランプとオバマも各地で応援演説
11月4日、米中間選挙は投開票を2日後に控え、大詰めを迎えた。共和党のトランプ米大統領と民主党のオバマ前大統領は、各地で積極的に応援演説を行い、お互いに火花を散らした。応援演説のため登壇し、支援者に手を振る同前大統領。マイアミで2日撮影(2018年 ロイター/Joe Skipper)
米中間選挙は投開票を2日後に控え、大詰めを迎えた。共和党のトランプ米大統領と民主党のオバマ前大統領は4日、各地で積極的に応援演説を行い、お互いに火花を散らした。
トランプ氏はジョージア州で、この選挙は、われわれが作った前例のない繁栄の上にさらに築くことができるかを決める選挙だと述べ、民主党は米国経済を破壊しようと鉄球を持ち出していると批判した。
トランプ氏は、ジョージア州で州知事候補のケンプ州務長官と選挙活動を行った。同州では、ケンプ氏と民主党のステイシー・エイブラムス候補の支持率がきっ抗している。エイブラムス氏が当選すれば米国初のアフリカ系女性知事となる。
一方、オバマ氏は、トランプ氏や共和党による国民を分断させるような政策や度重なるうそを批判。インディアナ州でのジョー・ドネリー上院議員の応援演説で「共和党員の行動をチェックできるのはあなた方とあなた方の票だけだ」と民主党への支持を呼びかけた。
各種世論調査によると、全435議席が改選される下院選では、民主党が過半数奪回に必要な23議席を確保すると予想されている。
一方、全100議席のうち35議席が改選される上院選では、共和党が過半数を維持すると見込まれている。
選挙戦の最終盤でトランプ氏は不法移民などの問題で強硬姿勢をアピールし、中米諸国から北上をしている移民集団について「侵略行為だ」と発言。民主党が国境地域の大混乱を引き起こしたと批判した。
共和党全国委員会のロナ・マクダニエル委員長はABCテレビ番組とのインタビューで、メディアはトランプ氏の不法移民対策に関する発言ばかりに注目しているが、トランプ氏は現政権下での好景気や雇用増加も強調している、と指摘した。
ただオバマ氏は、自身の政権時に始まった好景気を共和党は自分の手柄にしようとしていると批判した。
フロリダ大学のエレクション・プロジェクトによると、4日の朝の段階で、期日前投票の投票数は約3440万票に達し、14年の2050万票から67.8%増加しており、選挙に対する関心の高さがうかがえる