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移民トランプ政権、中南米からの移民集団問題で数千人規模の部隊派遣へ
10月29日、米政府が中米移民集団の北上阻止に向けメキシコとの国境沿いに派遣する部隊は数千人規模になる可能性がある。写真はグアテマラとメキシコ国境の川を渡る集団(2018年 ロイター/CARLOS GARCIA RAWLINS)
米政府が中米移民集団の北上阻止に向けメキシコとの国境沿いに派遣する部隊は数千人規模になる可能性がある。政府当局者が29日、ロイターに明らかにした。
派遣部隊規模の当初推計は800─1000人。国防総省は規模について、現在検討中としてコメントを控えた。
トランプ大統領は「多くのギャングメンバーや極悪人が移民集団に紛れ込み、米国の南側の国境に向かっている。法的プロセスを経ない限り米国には入国できないため、引き返してもらいたい。これは米国への侵入行為であり、軍隊が待ち受けている!」とツイート。トランプ氏は不法移民問題を11月の中間選挙の重要な争点の一つとしており、支持層に対策強化をアピールする狙いがあるとみられる。
マティス国防長官は前週、メキシコ国境沿いへの軍部隊の派遣を承認。米当局者はロイターに対し、30日にも動員が始まる可能性があることを明らかにしている。
トランプ政権の4月の要請を受け、メキシコとの国境沿いでは現在2100人の州兵が警備に当たっている。中米から米国への移住を目指す移民集団の規模は3500人からその倍を超える水準まで推計にばらつきが出ている。