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中東イラン、ペルシャ湾で一両日中に大規模演習を開始か 米国との関係緊迫化受け
8月2日、米政府は、イランがペルシャ湾で近く大規模演習を実施するための準備を進めている兆候を確認した。写真はイラン革命防衛隊。2011年9月にイランのテヘランで撮影(2018年 ロイター)
米政府は、イランがペルシャ湾で近く大規模演習を実施するための準備を進めている兆候を確認した。米国との緊張が高まるなか、年次演習を前倒しして行うとみられる。米当局者らが1日、ロイターに語った。
両国の関係は、トランプ米政権がイラン核合意離脱と対イラン制裁の再開を決定したことで悪化。イランの高官などはこれまで、イラン産原油の禁輸を各国に呼び掛けている米政府の攻勢に容易には屈しないとの立場を示している。
中東を管轄する米中央軍は、イラン革命防衛隊が封鎖する可能性を警告している原油輸送の大動脈ホルムズ海峡などで、イランの活動が活発化していることを確認。
米中央軍のビル・アーバン報道官は「アラビア湾(ペルシャ湾)、ホルムズ海峡、オマーン湾でイラン海軍の作戦行動が活発化していると認識している」と述べた。「状況を注意深く見守っており、引き続き公海での航行の自由、交易の自由を確保するためにパートナー諸国と協力する」と続けた。
イランの大規模演習に関する踏み込んだコメントはなかった。
ただ、米当局者らは匿名を条件にロイターに対し、イラン革命防衛隊は演習に100隻以上の艦船を動員する準備を進めているもようだと語った。地上部隊からも数百人が参加する可能性があるという。
48時間以内に演習が開始する可能性があるとしたが、正確な時間は不明。
イランによる軍事演習に向けた準備については、米CNNが最初に報じた。
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