子供の亡骸を16日間も離さない母シャチの悲嘆「もう見ていられない」と研究者
THIS ORCA HAS BEEN CARRYING HER DEAD CALF FOR 16 DAYS—AND RESEARCHERS THINK SHE COULD BE IN DANGER
このシャチの群れには、もう10年来、ほとんど子供が生まれなくなっている。タレクアの娘は、一度は生まれてきて母と並んで泳いだが、30分ほどで動かなくなった。30分しか生きられなかった。タレクアは天国から地獄に突き落とされたのだ。
(2週間近いが、子供は腐りもせずきれい。冷たい海水のせいだという)Anne's intro: From another poster:
— Noelle Seguin (@poligirl) 2018年8月4日
"Tahlequah is the whale heard around the world."
"As of Thursday Tahlequah (aka J-35) has kept her daughter's dead body afloat, and paraded her several hundred kilometres around the... https://t.co/7JgLC0XII0
タレクアの娘は、この群れで3年ぶりに生まれた子供だった。群れ全体で過去20年に生まれた子供は、75%の確率で死んでしまった。
なぜなのか? 親シャチの栄養不足だ。ここのシャチは年々やせ細っていく、と科学者たちは言う。彼らの主食はキングサーモンだが、あいにくキングサーモンも絶滅しかけているのだという。
環境破壊、気候変動、乱獲、上流で生まれたキングサーモンが海に出る道に立ちはだかるダム。そうした人間の行いが廻り廻って、タレクアのような母シャチと子供を破壊した。
死んだ子供からなかなか離れない哺乳類は少なくない。しかし2週間を超えるタレクアの悲嘆はけた違いだ。このままでは種が全滅するというのもわかっているかのようだ。
科学者や研究者は、シャチにビタミン剤を与えるなど、できることはやっている。キングサーモンの量を増やすために、ダムを通れるようにすることも。間に合って欲しい。
(タレクアと群れを助けようとする人々。10年前から、子供が死ぬのを何度も見てきたと言う。悲しい群れだ。世界中から、救うために何ができる?と質問が殺到しているという)2025年1月21日号(1月15日発売)は「トランプ新政権ガイド」特集。1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響を読む
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