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ドイツ独メルケル連立政権が崩壊の危機 移民政策巡り対立解消せず
6月27日、メルケル独首相(左)が率いるキリスト教民主同盟(CDU)の幹部議員、フォルカー・カウダー氏(右)は、移民政策に関する連立政権内の対立は4時間におよんだ26日夜遅くの協議で解消せず、更なる議論が必要だと述べた。写真はベルリンで26日撮影(2018年 ロイター/HANNIBAL HANSCHKE)
ドイツ連立政権は、4時間に及んだ26日の協議で移民政策に関する対立が解消せず、崩壊の危機に直面している。キリスト教社会連盟(CSU)党首のゼホーファー内相は、他の欧州連合(EU)加盟国で登録を済ませた移民を国境で追い返すことを主張。これを巡り連立政権内で対立が激化している。
CSUはメルケル首相に対し、今週のEU首脳会議終了までにドイツの移民負担を軽減する政策で合意をとりつけるよう求めている。
メルケル首相が率いるキリスト教民主同盟(CDU)の幹部議員、フォルカー・カウダー氏は現地テレビで、26日の協議では対立が解消せず、状況は深刻と指摘。「中心的かつ重要な問題で、互いに話し合うことが必要だ」と述べた。
また社会民主党(SPD)のナーレス党首は、連立政権が停止状態になっていることに不満を表明し、今後どうなるかは不透明と述べた。選挙に向けた準備を進めているかという問いに対しては「分からない。正直に言えば静観している」とした。
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