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米朝関係北朝鮮、拘束米国人3人を解放 トランプとの首脳会談に好材料提供
5月10日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(写真右)も、米国の要請を受け、拘束していた3人の米国人を解放し、恩赦を与えたと明らかにした。提供写真、左はポンペオ米国務長官(2018年 ロイター/KCNA)
北朝鮮は9日、抑留していた米国人3人を解放し、ポンペオ国務長官に引き渡した。
トランプ米大統領は、3人がポンペオ氏とともに帰国の途についたと明らかにした。一行は米東部夏時間10日午前2時(日本時間午後3時)、ワシントン近郊のアンドルーズ空軍基地に到着し、トランプ氏が出迎える予定だ。
3人の体調は良好のもよう。トランプ氏がツイッターに投稿した。
韓国は今回の動きについて、米朝首脳会談に向け前向きと評価、北朝鮮に対し自国民6人の解放も求めた。
ホワイトハウスによると、トランプ氏は首脳会談予定を控える中での解放実現について「善意を前向きな形で示すもの」と認識している。解放された3人は手助けを必要とせず、徒歩で航空機に乗り込んだという。
マティス米国防長官は解放を受け、トランプ氏と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の会談について、「何らかの成果が得られると楽観的になる根拠はある」と述べた。
北朝鮮は9日、米国に対して2国間の緊張状態はなお存在しているとして、「苦労の末得られた対話ムードを壊す恐れのある言動や行動」をしないよう警告した。国営メディアが伝えた。
同報道は「米国は一貫して、北朝鮮への敵対政策に固執し、世論を誤った方向へと導いている。こうした行動の結果、自国の安全保障を危険にさらす事態に陥る可能性がある」とした。