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米と兔はなぁんだ? 絵文字でセクハラと戦う中国の#MeToo

2018年2月14日(水)19時30分
松丸さとみ

ザ・カンバセーションによると、政治的か否かによらず、中国当局は集団行動に発展しそうな発言や行動は厳しく取り締まっている。2015年にも、公共交通機関でのセクハラに抗議するためにデモを主催した女性活動家5人が逮捕されたという。

しかし当局が#MeToo運動を躍起になって沈めようとしているのには、単なる「集団行動を抑える」以外にも動機があるとザ・カンバセーションは指摘している。今回#MeTooの対象となったのは大学の教授という比較的知名度の低い人物だったわけだが、暴露される対象がもっと権力の立場にいる人物にまで、まるで山火事のように広がることを恐れているというのだ。

こうした背景から、欧米社会が#MeTooでたどった道のりを中国でも実現できると考えるのは「甘い」とザ・カンバセーションの記事は指摘している。しかしそんな中で生まれた「米」と「兔」の#RiceBunny運動。このように創造力を使って検閲を回避しようと活動を続ける「ファイター」たちがいる限り、中国女性たちの未来は明るい、と記事は結んでいる。

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