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中国米デルタ航空、中国に謝罪 ウェブサイトでチベットと台湾を「国」と表記
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米デルタ航空はウェブサイトで台湾とチベットを「国」として表記していると中国民用航空局から指摘を受け、謝罪した。 Ginnette Riquelme-REUTER
米デルタ航空は12日、ウェブサイトで台湾とチベットを「国」として表記していると中国民用航空局(CAAC)から指摘を受け、謝罪した。デルタ航空はロイターに送った電子メールで「早急な対応を行った」と説明。
「事業上の意図、政治的意図のない過失であり、深く謝罪する。当社は最も重要な市場の1つとして中国とその顧客にコミットしている」とした。
同社に公式謝罪を要求していたCAACは、中国便を運航する海外航空会社全社に対し、ウェブサイトやアプリ、顧客関連の情報を包括的に調査するよう要請。「同様のことが起きないよう、中国の法律や規制の厳格な順守」を求めた。
現地時間朝の時点では、同社の中国語サイトで苦情や意見を送信できるページで居住国としてチベットと台湾が選択できるようになっていた。チベットについては0800GMT(日本時間午後5時)時点で削除された。
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