ラスベガス銃乱射で58人死亡・数百人負傷、米史上最悪の惨事
エリック氏は容疑者について「裕福な男」だとし、ビデオポーカーや船旅が好きだったと話した。フロリダ州からネバダ州に引っ越した後、静かな生活に落ち着いていたと思っていたという。
ネバダ州は、米国で銃規制が最も寛容な州の1つであり、所有者はライセンスの取得や銃の登録が不要となっている。
容疑者が前週木曜から在室していたホテルのスイートルームからはライフル16丁、望遠鏡のほか、マシンガンに改良しようとしたと思われるものが見つかった。スーツケースも10個以上あった。
郡保安官によると、容疑者は「ハンマーのようなもの」で部屋の窓ガラスを割り、そこから発砲したという。容疑者の自動車からは、爆発物に利用される複合肥料の硝酸アンモニウムが発見された。
警察は、ラスベガスから約145キロメートル北東のネバダ州メスキートにある容疑者の自宅で、少なくとも18の銃火器、爆発物、大量の弾薬を発見した。
メスキートにある銃販売店店主は声明を発表し、パドック容疑者は「必要な身元調査や手続きをすべてクリアしていた」と説明。「不安定さや不健康さを感じさせることは一度もなかった」と述べた。
捜査当局は、容疑者のガールフレンドとされるマリルー・デーンリー氏を聴取する意向だ。郡保安官によると、同氏は東京に滞在しているとみられる。
[訂正]犠牲者の数を59名から58名へと修正いたしました。