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米中関係トランプ大統領、11月訪中 北朝鮮問題巡り習近平に圧力強化要請
10月23日、米ホワイトハウス高官はトランプ大統領が11月に予定する中国訪問で、北朝鮮に対する圧力を強化するよう習近平国家主席に求める意向であることを明らかにした。写真は10月20日ホワイトハウスで撮影(2017年 ロイター/Jonathan Ernst)
米ホワイトハウス高官は23日、トランプ大統領が11月に予定する中国訪問で、北朝鮮に対する圧力を強化するよう習近平国家主席に求める意向であることを明らかにした。
トランプ大統領は11月3ー14日の日程で日本、韓国、中国、ベトナム、フィリピンを訪問する。
大統領のアジア歴訪を控え、同高官は記者団に対し「中国が北朝鮮問題を巡るコミットメントを最後まで実行することを見届けたい。国連安保理による北朝鮮制裁決議案の完全履行だけでなく、直接的な措置をとることを確認したい」と語った。
高官は、北朝鮮による核・ミサイルの脅威を阻止できなければ、「さらに暗い時代が到来する」とけん制。同時に、トランプ大統領が平和的な解決策を探っているとも語った。
また、トランプ大統領が米中首脳会談で、対中貿易赤字縮小を念頭に通商問題を巡り厳しい態度で臨む考えであることを明らかにした。
「中国市場参入に際し、米企業が乗り越えなくてはならない障壁はあまりにも大きい。トランプ大統領はこうした状況を是正したい考えだ」と述べた。