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南シナ海中国が南シナ海の永興島に映画館開設 領有の既成事実化狙う

7月23日、新華社は中国がパラセル(西沙)諸島のウッディー(永興)島に映画館を開設したと報じた。写真はウッディー島をパトロールする人民解放軍の兵士ら。昨年1月撮影(2017年 ロイター)
新華社は23日、中国がパラセル(西沙)諸島のウッディー(永興)島に映画館を開設したと報じた。実効支配する同島で住民向けのインフラ整備を進め、領有の既成事実化を強化する動きとみられている。
新華社によると、映画館は最新の上映設備を装備。「映画館開設は、西沙の統治下で各島に地域サービスを構築する地元当局の計画の一環」と伝えた。
中国はこのほか、飛行場を建設したり、中国人観光客を乗せた客船を就航させたりしている。
南シナ海は中国が90%の領有権を主張しているが、ブルネイ、マレーシア、フィリピン、ベトナム、台湾も領有権を争っている。
