北朝鮮、「太陽節」軍事パレードで新型ミサイルを披露
一方、新たに公開されたミサイルが発射管の形で公開された点に着目している専門家もいる。
キム・ドンヨブ慶南大学極東問題研究所教授は「発射管だけを見れば、ICBMをコールド・ローンチ方式で開発しているという推測される」と話した。
コールド・ローンチは、高圧ガスなどで射出後、一定の上空でロケットエンジンに点火する方式で、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)北極星-1と2月に試験発射を行った北極星-2に導入された技術である。
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キム教授は、新型ミサイルを移動する発射車両にも言及、「公開された車両が2種類あるが、これはICBMのエンジンを液体(KN-14)と固体(北極星-3型)の両方で開発している可能性もある」と分析した。
ただ、一部には新型ミサイルが発射管に入っていたことから、北朝鮮の「フェイクミサイル」(=モックアップ)である可能性を指摘する声もある。
強力な威力デモに加えて先制攻撃の可能性まで示唆している米国に向けて、北朝鮮が完成段階ではないものの、米国本土を攻撃できる威力を示すため、ICBMの形の発射管を示す偽装工作をしたのではないか、という指摘だ。
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韓国の合同参謀関係者は同日、公開された新型ミサイルと関連して、韓米情報当局が分析中だと話している。
北朝鮮が核実験を行えば先制攻撃も辞さないという強力なメッセージを送ったトランプ米大統領は、米国西海岸を担当する第3艦隊からのカールビンソンに加えて15日にはニミッツも朝鮮半島付近に派遣させた。また、16日にはペンス副大統領が訪韓、北朝鮮の今後の挑発に断固とした姿勢で臨むこととTHAADの早期配備完了を再確認すると見られている。朝鮮半島に高まる緊迫は当面続くものと見られる。