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セキュリティウィキリークス、IT企業にCIAのハッキング技術を独占提供へ
3月9日、内部告発サイト「ウィキリークス」の創始者ジュリアン・アサンジ容疑者は、米中央情報局(CIA)のハッキング技術についての未公開情報を、独占的にテクノロジー企業に提供する意向を明らかにした。写真はロンドンで昨年2月撮影(2017年 ロイター/Peter Nicholls)
内部告発サイト「ウィキリークス」の創始者ジュリアン・アサンジ容疑者は9日、米中央情報局(CIA)のハッキング技術についての未公開情報を、独占的にテクノロジー企業に提供する意向を明らかにした。これをもとに、ソフトウェアの脆弱性を補うことができるという。
ウィキリークスが7日に公開した、CIAのハッキング技術に関する文書では、電話やコンピューターなどに対するハッキングに必要とみられる全てのプログラムは公表されていなかった。
アサンジ容疑者は、滞在先の英ロンドンのエクアドル大使館からウェブ中継で記者会見し、「ベストな方法を検討し、複数のテクノロジー企業と電話で話した」後、「追加の詳細な技術情報への独占的なアクセス」を提供することを決めたと語った。
ウィキリークスが、どのようにして企業と協力するのかは明らかではない。
マイクロソフト(MSFT.O) とシスコ・システムズ(CSCO.O)は、通常の手段を使った情報提供を歓迎すると表明した。