もっとも、ドイツはこれまでも「コミュニケが長すぎる」「サミットまでのプロセスが煩雑」などと、G20の簡略化を訴えてきた経緯がある。
現状の草案を踏まえ「為替のいつもの文言が消えたと報道され、市場がどう反応するか、探る意図があったのでは」と、政府関係者の1人はみている。
共同声明が発表される18日まで残り10日間。本格的なコミュニケ・セッションを経て、結論を得るまでに一段の曲折も予想される。
(ポリシー取材チーム 編集:田巻一彦)
[ブリュッセル/東京 8日 ロイター]
Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます