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アパホテル炎上問題、中国観光局が旅行代理店にボイコット呼び掛け

2017年1月24日(火)17時55分

 中国国家観光局(CNTA)は、アパホテルの客室に同社代表の執筆による南京事件を否定する書籍が置かれていることにからみ、旅行代理店にアパホテルとの関係を断つよう要請した。

 問題となっているのは、アパホテルの元谷外志雄代表が「藤誠志」のペンネームで執筆した「本当の日本の歴史 理論近現代史」。「いわゆる南京虐殺事件が中国側のでっちあげであり、存在しなかったことは明らか」などとしており、同社のホテル400軒以上の全客室に置かれている。

 国家観光局の広報担当者であるZhang Lizhong氏は24日、中国人観光客に対するアパグループの「挑発行為」であると非難。「海外旅行の代理店やオンライン旅行サイトすべてに対し、このホテルとの協力を完全に中止するよう要請する」との声明をウェブサイトに掲載した。さらに「中国人団体や多くの観光客に対し、アパの不当な取り組みに抵抗するため日本を訪問し、このホテルにまったくお金を落とさないよう求める」と呼び掛けた。

 アパからのコメントは得られていない。

[上海 24日 ロイター]


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