プリンスが残したデジタル実験の軌跡
2016年8月1日(月)15時30分
ミュージアムの「タイムライン」のページでは、17の実験が時系列に配置され、各実験に関わった人たちから聞いた制作秘話が紹介されている。そこには熱狂的なファンでさえ知らなかった事実も明かされている。
例えば、プリンスにとって最後の公式サイトとなった「サードアイガール・ドットコム(3rdEyeGirl.com)」は、制作のための期間がたった3日しかなかった。「最高の仕事ができたとは言えない。最低限の機能しか盛り込めなかった」と、プロジェクトデザイナーのデーブ・メイヤーは振り返る。
このサイトが公開されたのは13年のこと。生きていれば、プリンスは今も新たな実験を続けていたに違いない。それを見ることができないのが、ファンとしては心から残念だ。
[2016年7月26日号掲載]
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