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ブラジルリオ五輪開幕迫るなか、ブラジル税関職員が無期限スト突入
7月12日、リオデジャネイロ五輪の開幕を3週間後に控えたブラジルで、税関職員が賃上げを求めて14日から無期限のストライキに突入する。五輪開催中は数十万人の観光客が同国を訪れることが見込まれているため、ストが終結しなければ空港などでの混乱が予想される。写真は同五輪会場付近で11日撮影(2016年 ロイター/Bruno Kelly)
リオデジャネイロ五輪の開幕を3週間後に控えたブラジルで、税関職員が賃上げを求めて14日から無期限のストライキに突入する。五輪開催中は数十万人の観光客が同国を訪れることが見込まれているため、ストが終結しなければ空港などでの混乱が予想される。
税関などで働く税務監査官の労組は先週8日、8月から5.5%の賃上げを実施するという約束を尊重するよう政府に圧力をかけるため、ストライキを行うことを採決した。労組のトップ、クラウディオ・ダマセーノ氏がインタビューで明らかにした。政府が賃上げの法令を発布するまで、毎週火曜日と木曜日にストライキを実施する計画だという。
ルセフ大統領が弾劾裁判のために停職となるなど政治が混乱している上、深刻な経済危機やジカ熱など問題が山積する同国で滞りなく五輪が開催できるのか、懸念が強まっている。
地元当局によると、8月5日に開幕するリオ五輪を観戦するために50万人以上の外国人観光客が同国を訪れると予想されている。ダマセーノ氏は「五輪開幕までストライキが続けば、確実に五輪が混乱に陥る」と述べた。