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人種問題ダラス警官銃撃の容疑者は爆発物も準備、他にも大規模攻撃計画か
7月10日、米テキサス州ダラスで8日に警官5人が銃撃され死亡した事件で、ダラス市警のデビッド・ブラウン本部長は10日、マイカ・ジョンソン容疑者が他にも大規模な攻撃を計画していた可能性がある、と述べた。写真はダラスの警官がつけた喪章と花。テキサス州ダラスで撮影(2016年 ロイター/Carlo Allegri)
米テキサス州ダラスで8日に警官5人が銃撃され死亡した事件で、ダラス市警のデビッド・ブラウン本部長は10日、マイカ・ジョンソン容疑者が他にも大規模な攻撃を計画していた可能性がある、と述べた。
ブラウン本部長はCNNテレビのインタビューで、家宅捜索の結果、ジョンソン容疑者が爆発物使用の準備をしていたことが判明したとし、「他にも攻撃を計画していたと確信している」と述べた。
その上で、ミネソタ州とルイジアナ州で黒人男性が警官に相次いで射殺されたことが直接の引き金になったとの見方を示した。
一方、警察がロボットを投入して立てこもっていたジョンソン容疑者を爆殺したことについては、「同じような状況であれば、同じ行動をする」と正当化し、そうしなければさらに犠牲者が出ていたと述べた。
さらに、容疑者が立てこもっていた施設内の壁に自分の血で「RB」書いていたと明らかにした。ただ、イニシャルの意味は分かっていないという。
9─10日には、黒人射殺や警官銃撃などへの抗議デモが全米各地で行われ、多くの参加者が逮捕された。
オバマ大統領は12日、テキサス州ダラスを訪問し、銃撃事件で死亡した警官5人の追悼式に出席し、演説する。アーネスト米大統領報道官が10日、明らかにした。