イギリス離脱を止められるか、EU「譲歩」案の中身
2016年2月3日(水)16時00分
キャメロン自身、早くも「我が国が改革を要求していた4分野の全てに進展がみられるが、まだやるべきことはある」とツイートしている。
これからどうなる?
EUもイギリスも共に、2月18~19日に開かれるEU首脳会議で、必要な全EU加盟国の承認を得て最終的な改革案をまとめたいと考えている。今週の5日には両政府の上級外交官らが顔を合わせ、準備を始めるはずだ。
さらにはヨーロッパ各地でも、活発な交渉が行われるだろう。たとえばポーランドは2日、キャメロンが同国を5日に訪問することを発表した。
こうした努力が全て19日に実れば、そこで初めてキャメロンは新しいEU改革案を英議会に持ち帰る。それから英政府は、国民投票を正式に始めるための二次的な法案を通さなくてはならない。それには約6週間かかるとみられている。その後、法令に従って少なくとも10週間の選挙期間を設け、国民投票が実施されるのは6月になる見込みだ。
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