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朝鮮半島韓国サイバー攻撃で北?が示した実力
中国経由で襲ってくる北朝鮮のサイバー部隊の強みは3万人の人海戦術
手も足も出ない 3月にサイバー攻撃を受けた韓国のテレビ局YTN Reuters
放送局や銀行が先週、サイバー攻撃を受けた韓国で、警戒感が高まっている。今回のサイバー攻撃で最も疑われているのが北朝鮮だ。国連安保理の制裁強化決議を受けて北朝鮮は最近、韓国やアメリカを挑発する言動を繰り返している。
攻撃自体は、アメリカの10代のハッカーでもできるような単純なものだ。しかし北朝鮮が犯人なら、かなりの成果を挙げたことになる。直後には合計3万台以上のパソコンが被害を受けたという。
韓国政府の対策本部は、攻撃が中国のIPアドレスを経由していたと発表したが、すぐに誤認だったと取り消した。IPアドレスは簡単に操作できるため、発信元を偽装することが可能だ。
それでも、「北朝鮮が中国を経由してハッカー攻撃を仕掛けることはよく知られている」と、米スタンフォード大学の研究者ティモシー・ジュニオは言う。「中国経由でしか彼らは韓国と接続できないからだ」
北朝鮮のサイバー部隊は3万人の要員を抱えているともいわれている。今回の被害で、韓国側の防御態勢が追い付いていないことがすっかり露呈してしまった。