報復合戦でガザ緊迫、次の戦争に突入か
2010年8月3日(火)18時37分
打倒イスラエルを掲げるイスラム武装勢力ハマスは、07年の軍事クーデターでガザ地区を制圧。これを受けてイスラエルはガザを境界封鎖した。数カ月間に渡って領内にロケット弾が撃ち込まれていたことに業を煮やしたイスラエルは、09年1月、ガザに大規模な軍事攻撃を仕掛けた。3週間に渡る攻防で多くのパレスチナ人が犠牲になり、ガザからの攻撃はほぼなくなった。
核開発疑惑があるイランの脅威に集中したいイスラエルにとって、ハマスとの対立は副次的な問題という見方が有力だ。それでも、この1年半で最悪の戦闘行為を目の当たりにすると、交戦状態がどこまでエスカレートするのか予断を許さない。
ガザ住民も楽観していない。「攻撃が一段と激しくなっているようだ」と、空爆されたデルバラハ難民キャンプの瓦礫の撤去作業を手伝いにきたアフメド・カッセムは語っている。
(GlobalPost.com特約)
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