家族仲は険悪に...4姉妹ユニット「シスター・スレッジ」から脱退後「末っ子キャシー」はどうなった?

In Need of “We Are Family”

2024年11月06日(水)17時25分
シャノン・パワー

1984年当時のシスター・スレッジ

1984年当時のシスター・スレッジ HARRY LANGDON/GETTY IMAGES

キャシーは13歳の頃から、ツアーで世界を回ってきた。最初はシスター・スレッジの一員として、89年以降はソロのアーティストとして。その長いキャリアで得た一番大事なものは何かと聞くと、名声でもお金でもなく、聴衆の心からあふれる感動だとキャシーは答えた。

「みんな、あの歌のあの声を聞くとハッピーになれると言ってくれる。いろんな世代の人が、ほほ笑んだり、笑ったりしてくれる。そういうのを見ると思ってしまう。これって、すごいよねって」


目下の願いは、「ウィー・アー・ファミリー」のパワーを今の時代に役立てること。

7月には現職のジョー・バイデンが高齢を理由に選挙戦からの撤退を表明し、副大統領のカマラ・ハリスが後を継ぐ形で民主党の大統領候補となった。対するは、2020年大統領選での敗北を今も認めていない共和党のドナルド・トランプ。支持率は拮抗している。

だからキャシーは同僚を通じてハリス陣営に、大統領選の投票日までは、どんなイベントでも好きなだけ「ウィー・アー・ファミリー」を流していいと伝えた。

「この国には、今こそこの歌が必要だ」と、彼女は言う。「私たちは近年、多くの混乱を目の当たりにしてきた。でも今は、この国のみんなが互いを受け入れなくちゃいけない。『ウィー・アー・ファミリー』のメッセージには、それに役立つ何かがある」

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