最新記事

英王室

「まるでロイヤルツアー」...メーガン妃とヘンリー王子はなぜナイジェリア訪問したのか?

2024年05月18日(土)08時10分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
メーガン妃

Reuters Marketplace - RPA for RNPS AYCE customers

<公務を引退しているのになぜ国賓級のもてなし? 露出度の高い服で学校を訪問したメーガン妃のTPOに疑問の声も>

5月10日から12日までの3日間日程でナイジェリアを初訪問したメーガン妃とヘンリー王子だが、イギリス国内では驚きをもって受け止められた。

というのも、夫妻は2020年に王室を離脱しているにもかかわらず、ナイジェリアの国防トップであるクリストファー・ムサ将軍の招待によるものであったからだ。

まるで「ロイヤルツアー」のような国賓級のもてなしだけでなく、一日に何回も服装を変え、露出度の高い服を着用して学校訪問するメーガン妃のTPOに疑問の声があがっている。

【関連写真】メーガン妃の「背中ぱっくり」学校訪問にナイジェリアの女子高生たちも唖然 を見る


 

公務を退いているため当然イギリス政府の要請による公式訪問ではなく、私的訪問とされる。しかし、そもそもなぜヘンリー王子とメーガン妃はナイジェリアを訪問したのか?

2023年にドイツ・デュッセルドルフで開催された「インヴィクタス・ゲーム」にナイジェリアは初めて選手団を送り、「インヴィクタス・ゲーム」の自国開催を目指していると言われている。

ヘンリー王子が創設者であり、パトロンを務めている負傷や病気の軍人や退役軍人のスポーツ大会「インヴィクタス・ゲーム」は2025年はカナダ、2027年はイギリスのバーミンガムかアメリカのワシントンD.C.で開催される予定だ。

ヘンリー王子が開催都市を決定する組織「インヴィクタス・ゲームズ財団」の主要メンバーであることから、ムサ将軍に招待されたとみられている。

また、結婚前にメーガン妃を「生涯の伴侶」であることを訪問先のボツワナでヘンリー王子が確信したと後に述べるなど、アフリカは2人にとっても思い出の地でもある。

結婚後の2019年にはエリザベス女王の代理とイギリス政府を代表してアフリカを公式訪問し、自然の保全と青少年育成のためのアフリカの多くの慈善団体との関係を築いている。当時、南アフリカにはまだ幼いアーチ―君(当時)も同行したことも話題になった。

メーガン妃は2022年、自身のポッドキャスト番組「アーキタイプス(Archetypes)」で、自分が「43%はナイジェリア人」であることがDNA検査で判明したことを述べ、次のようにリスナーに話している。

「このことを話した人、特にナイジェリア人の女性たちは「まあ、なんてこと!」と言うので、もっと掘り下げて調べてみたいと思っています」

メーガン妃にとってナイジェリアは「祖先の地」という特別な縁もあるようだ。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

アングル:保護政策で生産力と競争力低下、ブラジル自

ワールド

焦点:アサド氏逃亡劇の内幕、現金や機密情報を秘密裏

ワールド

米、クリミアのロシア領認定の用意 ウクライナ和平で

ワールド

トランプ氏、ウクライナ和平仲介撤退の可能性明言 進
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    「どちらが王妃?」...カミラ王妃の妹が「そっくり過…

  • 2

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 3

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 4

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 5

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 1

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 2

    「どちらが王妃?」...カミラ王妃の妹が「そっくり過…

  • 3

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 4

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 5

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 1

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    「どちらが王妃?」...カミラ王妃の妹が「そっくり過…

  • 4

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 5

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:トランプショック

特集:トランプショック

2025年4月22日号(4/15発売)

大規模関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?