キャサリン妃の「ジュエリー使い」を専門家が批判...論争の背景とは?
Kate Middleton's Jewelry Sparks Debate After Being Labeled 'Disappointment'
「キャサリン妃は高級ブランドと手頃な価格のブランドの両方を着用していますが、これにはいくつかの理由があります。まず第一に、ファッションを通して共感を得なくてはいけません。華やかな行事に参加しつつも、「普通の女性」であることを想起させる必要があります。そして第二にまだ40代です。家宝の伝統的なジュエリーだけだとあまりにも厳格で重々しくなりすぎます」
また、カミラ王妃が家宝のジュエリーを喜びを持って身に着けているというメンケスの指摘については、ホルダーは次のように述べる。
「メンケス氏の意図は理解できますが、文脈が失われています。キャサリン妃も現代的な装いと王室らしい伝統的な装いの両方に挑戦しています。それにカミラ王妃と異なるのは、キャサリン妃はスポーツウーマンであり、また3人の小さな子供たちを育てる多忙な母親であるということです。高価なジュエリーを日々身に着けるライフスタイルは合いません」
キャサリン妃のアクセサリー使いは好意的に受け取られているものの、過去に批判にさらされたこともある。
それはロンドンの宝石商がかつて1万4500ポンド(約250万円)で販売していたダイヤモンドのブローチを昨年11月に身に着けていたときである。国民が経済的に苦しい生活を強いられる中で不適切だという批判であった。
キャサリン妃自身、エリザベス女王同様に自らのファッションが発するメッセージをよく熟知しており、人、場所、行事などに関するメッセージをジュエリーに込めることで敬意を示している。
直近でも故エリザベス女王が愛したジュエリーを身に着けることで哀悼の意を表したり、ウィンブルドン選手権ではテニス界への支援と連帯をアクセサリーに込めている。