「狂った世界では、明るいものに引かれる」──新たな挑戦と限界について
Drawn to Lighter Fare
2023年05月21日(日)10時03分
──そうしたイギリス文化らしさが、このドラマの見どころという感じがする。
舞台の大邸宅もそうだし、住み込みの執事がいるというところもそう。アメリカ人から見たら「ちょっと待って?この人、ここに住んでるの?いつもその格好をしているの?」って思っちゃう。
──今まで多様な役を演じてきたが、どうやって役を自分のものにしている?
どうなんだろう。私の夫(マシュー・リス)は真面目な俳優で、あまり考えなくてもドイツ語なまりの英語を話せるけど、私はそういうタイプじゃない。
「次の役はロシア人の麻薬常用者だから、ロシアなまりの英語を勉強しなくちゃ。髪の毛も剃らないといけないし」って思っちゃう。
私は自分の限界を知っている。今回の役には、すぐに入り込める何かがあったのかなと思う。