「隠すことなんて何もない」12歳で娼婦を演じたブルック・シールズが挑む、新天地とは?
“I’m an Open Book”
誰に何を聞かれても何一つ隠さずにきたと言うシールズ GUY AROCH
<映画『プリティ・ベビー』で衝撃デビュー以来、多くの役を演じてきた大女優はアパレルブランドの挑戦、司会業にも進出。ひどい質問も受けてきたからこそ、できること>
12歳のとき映画『プリティ・ベビー』で衝撃のデビューを果たして以来、数え切れないほどの役をこなしてきたブルック・シールズだから、ポッドキャストの司会進行くらい難なくこなせるはず。
でも57歳になった彼女は言う。「これって私には新しい世界。だからすごく楽しみ。この年になってまだ何かを、それも私の好きな仕事をやらせてもらえるなんて、ありがたい」
もう何十年もインタビューを受けてきたから「質問に答えるのは得意。隠すことなんて何もない。私はずっと、そうやって生きてきた」と言うシールズ。だが、ポッドキャスト番組『ナウ・ホワット?』では、ゲストに質問をぶつける側だ。
実は彼女、2021年に「ビギニング・イズ・ナウ(始めるのは今)」というライフスタイルブランドを立ち上げている。年齢や体形を問わず、全ての女性を勇気づけるオンラインコミュニティーで、アパレルも展開。それで彼女自身も新しいことを「始めるのは今」と思い立ったらしい。
ただし映画の世界に背を向けたわけではない。今も多数のプロジェクトが進行中だ(11月24日にはHBO Maxで主演映画『ホリデー・ハーモニー』が配信される)。
「映画、特にコメディーは好き。コメディーをやっているとハッピーで、血が騒ぐ」と語るシールズに、本誌H・アラン・スコットが聞いた。
――なぜポッドキャストを?
会社を立ち上げた途端に、大きなケガ(ジムで大腿骨を骨折)をしたから。「さあ、どうしよう?」って思った。まさかの展開になったら、思い切って舵を切らないとね。