デップの娘、「親の七光り」と言われる苦悩を語るも「一般人の苦労わかってない」と批判の嵐
Lily-Rose Depp 'Nepo Baby' Talk Gets Fan Blowback for Being 'Out of Touch'
リリー=ローズ・デップ(2017年5月) Eric Gaillard-Reuters
<モデルや女優として活動するリリー=ローズ・デップが、「自分の実力ではなく家族のことばかり注目される」ことへの不満を語ったが......>
俳優のジョニー・デップとモデルのヴァネッサ・パラディの娘であるリリー=ローズ・デップ(23)が、有名人の子どもであるおかげで様々な恩恵を受けることができる「ネポベイビー」と呼ばれることに反論する発言をし、インターネット上で反感を買っている。
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「ネポ」とは「ネポティズム」の略で、メリアム・ウェブスター辞典の定義によると、「親族関係に基づいて(職への任命などで)優遇すること」を意味する。
ハリウッドスターを親に持つ多くの有名人は、以前からネポティズムで非難されてきた。アイルランド・ボールドウィン(アレック・ボールドウィンとキム・ベイシンガーの娘)、ケンダル・ジェンナー(ケイトリン・ジェンナーとクリス・ジェンナーの娘)、リリー・コリンズ(フィル・コリンズの娘)など、多くの「2世セレブ」が特権階級に生まれたがゆえの困難について告白している。
モデル兼俳優として活動するリリー=ローズは、16日に公開されたエル誌のインタビューで、幼少期から世間の注目を浴びることについて語った。
「インターネットは、(映画などの)役を割り当てた人よりも家族のことばかりに注目する。足掛かりは得るかもしれないが、それだけ。その後には、やるべきことがたくさんある」とリリー=ローズは話している。
「人に対して、家系的な理由だけでそこにたどり着いたと決めつけるのはおかしいと思う。ナンセンスだ。医者の母親や父親を持つ人が医者になったとして、『親が医者だから医者になれた』とは言わない。『医学部に行き、研修を受けたからだ』と返される」
「一般人の苦労を知らない」に共感の嵐
リリー=ローズのこの発言が、ネット上で反発を招いている。
「これが特権階級に生まれた金持ちの問題だ。一般人は持って生まれたリソースや機会を得るのにどんな苦労をするか、彼らは何もわかっていない」と、あるユーザーがコメントすると、「いいね」が4万6000件以上集まった。
「なぜネポベイビーはいつも自分の特権を否定するのか。あなたのお金とステータスがキャリアに貢献したのは、悪いことじゃない」と別のユーザーはコメントした。