犬・猫ペットブリーダー資格取得で知るペット繁殖を仕事にする方法
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<犬・猫を繁殖させるペットブリーダー。一見、華やかに思われるが命を預かり育み、商品化する仕事のためその責任は重い。具体的にどんな仕事だろうか。ブリーダーの資格とともに紹介する>
犬・猫ペットブリーダーとは
犬や猫を飼うときに、ペットショップなどで子犬や子猫を購入するのが一般的だ。飼っていた犬や猫が子どもを産んだケースもあるだろうが、ペットとして迎え入れるほぼすべての犬猫がブリーダーの手で繁殖されたものだろう。
ブリーダーは、犬や猫の飼育・繁殖・品種改良を手掛け、ペットを飼いたい人へ流通させる専門職だ。具体的には、犬や猫の繁殖とその後の飼育、そしてペットショップなどへ流通させるという生まれる前から愛してくれる飼い主の手に渡るまで責任を有する。
繁殖といってもただ犬や猫を増やせばいいというわけではなく、遺伝的な疾患を防ぎ、品種の特性を後の世代に残すために、最適な交配相手を考えなければならない。また、生まれた子犬や子猫の世話や出産前後の母親のケアを行うことも、ブリーダーの大切な仕事だ。
犬・猫ペットブリーダーになるには
ブリーダーになるには、専門的な資格が必要という訳ではなく、誰でもブリーダーとして活動することが可能だ。ただし、繁殖させた動物を販売したり、依頼主から金品を受け取るなどの報酬や営利が発生したりする場合は、各都道府県の保健所に「動物取扱業」の届出、及び「動物取扱責任者」の資格が必要となる。
実際にブリーダーとして活動するためには、多数の条件が求められる。
(1)犬や猫に関する深い知識、繁殖や血統に関する知識や技能、躾や飼育に関する知識など、犬や猫だけでなく動物に関する幅広い知識
(2)繁殖について、特に、交配、妊娠、出産、子育てに関する知識や経験、スキル
(3)犬や猫が多頭で飼育できる環境
近年では、2022年6月から、ブリーダーやペットショップ等で販売される犬や猫について、マイクロチップの装着が義務化される「犬と猫のマイクロチップ情報登録」制度も始まったが、法律的な部分への対応も求められる。そのうえブリーダーには、動物を扱うことへの責任感、子供を繁殖させることへの倫理観、そして動物が好きという気持ちが重要で、気軽に挑戦できる仕事ではないといえるだろう。
しかしブリーダーの仕事のやりがいのひとつが、新しい命の誕生を間近で感じられることだろう。生まれた子犬や子猫の成長を見守ったり、動物たちの日常のお世話やしつけをしたりする中で、ペットと気持ちを通じ合わせることができる。
自分で犬や猫を飼っている人にも、ブリーダーについて学ぶことは有益だ。適切な交配の仕方や子犬や子猫のケア方法をしっかり理解していれば、「大切なペットに家族を」と思ったときにも安心だからだ。
犬・猫ペットブリーダー資格とは
犬も猫も大事な命。犬・猫ペットブリーダー資格について学ぶなら独学ではなく資格取得という目標を持って取組むのがおすすめだ。通信講座では日本生活環境支援協会(JLESA)の「犬・猫ペットブリーダー」と日本インストラクター技術協会(JIA)の「ペット繁殖インストラクター」が取得できる。