男女同一賃金を勝ち取るまで──女子サッカー界のレジェンド、ミーガン・ラピノーに聞く
PROUD OF OURSELVES
――米サッカー連盟は先日、米代表チームの男女同一賃金に同意し、2028年までにこれを実施することを発表した。長く待ち望まれていた改革だが、合意までにはどのような経緯があった?
まともに取り合ってもらえるまでに、何年もかかった。連盟側とは長年、いくつもの問題について議論を続けてきた。いつも「君たち女性は分かっていない」と言われ、敵対的な雰囲気があった。
今回の合意は、タイミングと正しい人々、それに国内で起きていた正しい動きが同時に組み合わさった結果だと思う。今は、私たちはもっとできるって思える。
――現状に満足している?
満足とは言えない。今までにとても長い不平等の歴史があったから。でも、これはとても大切な成果。私たちがしてきたこと、獲得した合意を心から誇りに思っている。
私ぐらいの年齢の選手は、失ったものを二度と取り戻せない。でも次の世代が同じ思い、あるいは同じ闘いをせずに済むのなら、私にとってはそれが正義だ。
――この種の闘いでは多くの場合、より大きな力を持つ側が、相手が消耗して諦めるのを待つものだ。チームとして、女子サッカーの先駆者として、どうやって闘い続ける気持ちを維持してきたのか。最小限の改革を求めるのに、長い年月がかかる闘いだったと思うが。
私たちは、自分たちに正義があるのを知っていた。だから最終的には正しい結果が出ると確信していた。十分な数の人が、十分な期間にわたって、そのエネルギーを維持することができれば何らかの結果を達成できる。そう信じていた。
――アスリートが政治的な活動に携わると、「おまえたちはスポーツに集中していろ」と言われやすい。でもあなたはキャリアを通じて、単にサッカーをするだけではなく、もっとずっと多くのことをしてきた。16年にキャパニックに連帯を示して膝つき抗議を行ったのもそうだ。
ああいう決断は、どうすればできるのか。あなたは女子サッカー界のリーダーだから、一般の選手以上に注目される。そして実際、あなたが動いたからこそ、とても多くの人が問題に気付くことになった。
アメリカは著名人、スポーツ、そしてアメリカを代表する人々に強い関心を持つ国だ。
私個人は必ずしも、今のような影響力を持つべき人間ではない。ただ私は白人で、白人が多いスポーツの選手だから、何かを言ったり行ったりするとより注目されることになる。
分不相応な影響力だが、それでも影響力があるなら使わなければならないと思っている。つらい時もあったが、それによって自分が「白人女性」「著名人」というバブルの中で暮らしているのだという特権にも気付いた。
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