最新記事

インタビュー

『スクリーム』主演女優が語る最新作、「2時間、全てを忘れて怖がり笑える」

Playing a Badass

2022年01月26日(水)17時12分
H・アラン・スコット
ネーブ・キャンベル

『スクリーム』に出演することで貴重な経験をしてきたと語るキャンベル GEORGE PIMENTEL/GETTY IMAGES

<主演女優ネーブ・キャンベルが語る、ホラーとコメディーが織り成す「最高のスリル」をいま見るべき理由>

ホラー映画シリーズ『スクリーム』のような大ヒット作に出演すると、なにかと得難い経験をすることになる。「誰かの足に私の顔が描かれているのを見たときは、すごく驚いた」と、5作目の最新作『スクリーム』(1月14日全米公開)でも主人公シドニー・プレスコットを演じるネーブ・キャンベルは言う。

足のタトゥーはさておき、キャンベルは自分が恵まれていると実感している。「25年後にも続編が作られるほど成功した映画は珍しいと思う」

ただ、今回の復活は少しほろ苦い。前作まで監督を務めたウェス・クレイブンが2015年に亡くなったからだ。「彼の不在を痛いほど感じた。と同時に、彼の存在を感じられた。今回の監督2人が敬意を払って流れを受け継いでくれたから」

彼女自身は「少し繊細なので」ホラー映画は見ないが、コロナ禍が収まり観客が劇場で『スクリーム』を楽しめるようになってほしいと願っている。「この作品の醍醐味は大勢で一緒に怖がったり、笑ったりする喜びにあると思うから」。本誌H・アラン・スコットがキャンベルに話を聞いた。

――もう一度シドニーを演じようと思った理由は?

シドニー・プレスコットを演じるのはすごく好き。超格好いいし、多くの人にとっての憧れでもある。こういうジャンルの映画で、「被害者」にとどまらない女性を演じられるのは光栄なこと。

――最新作でシリーズを初めて見る人は、どう楽しめる?

25年前に若者がわくわくしたのと同じように、最高のスリルが体験できる。恐ろしくて、おかしくて、脚本も構成も演出もいい。2時間の間、全てを忘れてただ怖がり、笑える。まさに今の世の中が求めているものじゃないかな。

――主要キャストのコートニー・コックスとデービッド・アークエットとの再会はどうだった?

とても楽しかった。私たちはお互いにとって特別な存在。家族みたいに、私たちの間だけで分かち合える物語がある。

――『スクリーム』はホラー作品にしては珍しくユーモアがある

コメディー要素は、シリーズが成功した理由そのものだと思う。ホラーは得意じゃないので、一息つかせてくれる場面は私にとっても必要。

――ハロウィーンは楽しんでいる?

ハロウィーンでは毎年、(『スクリーム』で)殺人鬼がかぶるマスクを着けた子供が家にお菓子をねだりに来る。私が玄関を開けると、みんな驚く。仮装いらずでシドニーになれるから便利よね。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:カナダ総選挙が接戦の構図に一変、トランプ

ワールド

トランプ氏、米軍制服組トップ解任 指導部の大規模刷

ワールド

アングル:性的少数者がおびえるドイツ議会選、極右台

ワールド

アングル:高評価なのに「仕事できない」と解雇、米D
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    メーガン妃からキャサリン妃への「同情発言」が話題…

  • 4

    「ポリコレ」ディズニーに猛反発...保守派が制作する…

  • 5

    やはり「泣かせた」のはキャサリン妃でなく、メーガ…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…

  • 3

    やはり「泣かせた」のはキャサリン妃でなく、メーガ…

  • 4

    2100年に人間の姿はこうなる? 3Dイメージが公開

  • 5

    メーガン妃からキャサリン妃への「同情発言」が話題…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    メーガン妃からキャサリン妃への「同情発言」が話題…

  • 3

    「ハイヒールを履いた独裁者」メーガン妃による新た…

  • 4

    「ポリコレ」ディズニーに猛反発...保守派が制作する…

  • 5

    24歳年上の富豪と結婚してメラニアが得たものと失っ…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:ウクライナが停戦する日

特集:ウクライナが停戦する日

2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は