まずは食べること! 各国シェフの日々を彩るヘルシーな家庭料理
Cooking During the Pandemic
3.マリヤ・パパク(クロアチア最南端ドブロブニクでマリヤズ・ハウスを経営)
夫が北東部のスラボニア地方から豚を1頭丸ごと買ってきた。おかげでソーセージやラード、べーコン、おいしい豚肉は山ほどある。今日はテラスで直火焼きのステーキとカリフラワーを堪能した。プロシュット(生ハム)も日々の食事に欠かせない。
スイスチャード(フダンソウ)もよく食べている。ダルマチア地方南部の日常的な食材で、免疫力も高まるから。旬の野菜もよく利用する。今は野生のアスパラガスの季節で、郊外によく採りに行く。
4.ガブリエラ・ガーシェンソン(ニューヨーク市に拠点を置くフードライター)
ニューヨーク州北部の自宅に夫と籠もっている。食料品は1カ月かそれ以上持つくらいある。王侯貴族のような食事をすれば
備蓄はすぐ底を突くが、とりあえず腐りやすいものから食べている。
最初の晩、夫は肉汁が染み込むようジャガイモの上に1羽丸ごとのチキンをのせてオーブンで焼いた。残った鶏がらはおいしいスープになるから、冷凍庫に入れてある。
5.メリ・グべラゼ(ジョージアの首都トビリシにあるシャビ・ロミのオーナーシェフ)
簡単で心安らぐ家庭料理がおすすめ。朝食は卵にスルグニ(塩漬けチーズ)か野菜を添えたり、ロシア風のパンケーキを焼いたり。昼食はオオムギとコリアンダー、ミントを入れたホットヨーグルトスープなど。昨夜のディナーはアーティチョークとキノコとホウレンソウのパスタだった。
この生活でのいいことは、息子がいつでもジャンクフードを持ち帰れないこと。