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ライフスタイル自粛生活で流行中 韓国から人気に火が付いたタルゴナコーヒーって?
Creative Coffee Making at Home
ひと手間かけて見栄え抜群のコーヒーはテレワークの息抜きにおすすめ JENNIFER GAULD/ISTOCK
<「インスタ映え」の自家製ドリンクが自粛生活で大流行>
世界中で都市封鎖や外出自粛が広がるなか、あるコーヒードリンクがSNSをにぎわせている。その名は「タルゴナコーヒー」。2層に分かれた凝った見た目の飲み物だが、実はどこの家にもありそうな材料で簡単に作れる。
一番の魅力はインスタ映えするフォトジェニックなルックスだろう。タルゴナコーヒーの写真や動画なら、まるでおしゃれな広告のように仕上がるのだ。注目のドリンクについて、知っておくべき全てを紹介しよう。
まず、タルゴナコーヒーとはインスタントコーヒーと砂糖をクリーム状になるまでホイップし、冷たい牛乳の上にトッピングした飲み物。コーヒー味のソフトクリームが載ったラテのような口当たりだ。
タルゴナコーヒーは、韓国から人気に火が付いた。タルゴナは韓国語で菓子の一種である「カルメ焼き」を指す。俳優の丁一宇がマカオで出合ったこのドリンクをテレビ番組で紹介したのをきっかけに、ツイッターやインスタグラムで瞬く間に世界に広がった。家での作り方を紹介したハウツー動画も多数ある。
材料は至ってシンプルで、インスタントコーヒー、砂糖、お湯、牛乳の4つだけ。2人前なら、ボウルにコーヒーと砂糖とお湯をそれぞれ大さじ2杯ずつ入れて、かなりしっかり泡立てる。ハンドミキサーを使えば腕の筋肉痛とも無縁だ。角が立つまで泡立てたら、冷たい牛乳の上にそっと載せて完成。牛乳は豆乳やアーモンドミルクでも代用可だ。
SNSは今、タルゴナコーヒーであふれている。人気ドラマ『ブルックリン・ナイン-ナイン』への出演で知られる女優チェルシー・ぺレッティも参戦。「注目する価値もトライする価値もあり」とのコメントを添え、ツイッターに自作の一杯を投稿した。
コーヒーの代わりに抹茶を使ったりバニラを加えたりといった「進化形」も登場。キッチンで創造性も発揮できて、おいしくて、SNSで自慢もできる──巣ごもりにはうってつけだろう。
2020年5月5日/12日号(4月28日発売)は「ポストコロナを生き抜く 日本への提言」特集。パックン、ロバート キャンベル、アレックス・カー、リチャード・クー、フローラン・ダバディら14人の外国人識者が示す、コロナ禍で見えてきた日本の長所と短所、進むべき道。
[2020年4月28日号掲載]