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親子喧嘩の平均回数は年間2148回! 口論の原因と親たちの常套句がこちら

2018年08月17日(金)17時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

親子喧嘩の回数は1日平均6回(写真はイメージ) bowdenimages-iStock

<「残さず食べなさい」「片づけなさい」――こんな喧嘩に費やされる時間は1日48分にもなる。悲しいかな、親の勝率は平均5割......>

子を持つ親は年間2184回も子供と口論し、しかもその半数以上が食べ物や飲み物についての言い争いだという調査結果が出た。

2~12歳までの子を持つ親2000人にアンケート調査を実施したところ、多くの親が子供たちと日常的に、食べ物、飲み物、やりたいことについて言い争っていることが分かった。

インディペンデント紙によると、平均で1日6回、週に42回。1カ月当たり実に182回も喧嘩しているという計算になる。

喧嘩の原因は食べ物、片付け、スマホ......

親子喧嘩の原因1位は、出された食事をすべて食べないことで、続いて部屋を片付けないこと。そして3位が、「お腹が空いた」と言うのに身体に良い食べ物は食べようとしない、という結果に。加えて、目の前の食べ物に手をつけていないのにお腹がいっぱいだと文句を言う、兄弟喧嘩、が口論の原因トップ5を構成している。

ご飯どきの前に甘いお菓子やチョコレートを食べたがる、就寝時間が遅い、勉強机に座って宿題をさせる、などもよくある原因。親世代が子供のころには考えられなかった、スマホなどのデジタルガジェットを使いすぎる、もトップ10にランクインした。そのほかは以下の通り(英ミラー紙)。

親子の言い争いの原因トップ20

1.お皿に出されたものをすべて食べない
2.部屋を片付けない
3.「お腹が空いた」と言うのに身体に良い食べ物は食べようとしない
4.お皿の食べ物にほとんど手をつけていないのにお腹がいっぱいだと言う
5.兄弟喧嘩
6.ご飯どきの前に甘いお菓子やチョコレートを食べる
7.就寝時間が遅い、すぐに寝ない
8.宿題
9.約束した時間以上にデジタルガジェットを使おうとする
10.歯磨きをしない
11.汚れた服を洗濯かごに入れず、床に置きっぱなしにする
12.水分を充分摂らない
13.水ではなくソフトドリンクを飲みたがる
14.家事の手伝いをしない
15.就寝前に甘い飲み物を飲みたがる
16.風呂に入りたがらない
17.ものをなくす、落とす
18.ものを壊す
19.就寝時間
20.見たいテレビ番組について

言うことを聞かせられるのは5割

また調査では、口論の時間も調査。平均的な親子喧嘩は、約8分間続くことも分かった。つまり、1日のうち48分間を言い争いに費やしていることになる。

勝敗はと言うと、平均で見て親はその口論のうち53%しか勝てないそうだ。つまり1日5回は譲歩していることになる。親は子供と1日16分「協議」しており、半数の親しか子供に言うことを聞かせられていない。

また、10人中9人は、子供が言うことを聞いたら何かしらのご褒美を与えているという。デジタルガジェットを使う許可を与える(22%)、ご褒美チャートに記録する(26%)、お小遣いを与える(23%)が一般的のようだ。一方で約45%の親が、言うことを聞かなかった場合のお仕置きとしてテレビ、コンピューター、ガジェットなどを使う時間を減らしている。

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