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アメリカ政治

「ヒラリー大統領」待望論が高まる理由

2014年6月9日(月)12時14分
前川祐補(本誌記者)

 民主党も人材に恵まれているわけではないが、ヒラリーは個性も知名度も格別で、党内では圧倒的な強さを誇る。先の世論調査でも「大統領候補にしたい民主党議員は」という質問に対し、約7割がヒラリーを挙げた。

 2年後の大統領選はブッシュ家とクリントン家の対決になるかもしれない。これほどアメリカ政治の人材払底ぶりを示す実例もないだろう。

 代わり映えしない政治家たちによる機能不全の政治に、アメリカ国民の不信感は高まっている。オバマの不人気は、その表れでもある。

[2014年6月 3日号掲載]

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