最新記事

メッセージ

「私は今日、小さな弟を亡くした」

共に時代を築いた仲間たちがマイケル・ジャクソンを偲ぶ

2009年6月26日(金)17時23分

約束 ロンドンでのコンサートを発表するジャクソン(09年3月5日) Stefan Wermuth-Reuters

■ジョン・ランディス(『スリラー』のプロモーションビデオ監督)

「マイケル・ジャクソンの絶頂期に彼と仕事が出来たことは本当に好運だった。彼は卓越した才能をもつ真の世界的スターだった。その才能にも関わらず、悩み多き複雑な人生を送った悲劇的な人物として記憶されるだろう。妻と私はこれからもマイケルに親愛の情を抱き続ける」

■クインシー・ジョーンズ(アルバム『オフ・ザ・ウォール』のプロデューサー)

「私はこの予期せぬ悲しいニュースに打ちのめされている。こんなに突然、まだ若いマイケルを取り上げられるとは、ただ言葉がない。神が私とマイケルを映画『ウィズ』で引き合わせ、そのおかげで私たちは80年代を通して数々の仕事を共にすることができた。私たちが『オフ・ザ・ウォール』『スリラー』『バッド』で共に作った音楽は、世界中のどこでも聴くことができる。マイケルの才能、品格、プロ意識とその献身のおかげだ。完璧なエンターテイナーだった。彼が残した功績と遺産は、世界中で永遠に忘れられることはないだろう。私は今日、小さな弟を亡くした。私の魂の一部は彼と一緒に天国へ召されてしまった」

■マイケル・レビン(元広報担当)

「少年への性的虐待疑惑が初めて騒がれた頃にマイケル・ジャクソンの広報担当を務めた者として、私は今日のこの悲劇的なニュースを聞いても驚かない。マイケルは何年間も考えられないほど苦難に満ちた自己破壊的な日々を重ねてきた。彼の才能には疑いの余地がない。だが、彼が世間の『常識』に悩まされてきたことも事実だ。人間はこのようなストレスに長期間堪え続けることなどできないのだ」

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

任天堂、「スイッチ2」を6月5日に発売

ビジネス

米ADP民間雇用、3月15.5万人増に加速 予想上

ワールド

脅迫で判事を警察保護下に、ルペン氏有罪裁判 大統領

ビジネス

貿易分断で世界成長抑制とインフレ高進の恐れ=シュナ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 2
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2人無事帰還
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台…
  • 6
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 7
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 8
    「隠れたブラックホール」を見つける新手法、天文学…
  • 9
    イラン領空近くで飛行を繰り返す米爆撃機...迫り来る…
  • 10
    【クイズ】アメリカの若者が「人生に求めるもの」ラ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 5
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 6
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 7
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 8
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 9
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 10
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中