世界一人気のコーヒー豆、アラビカ種を温暖化から救え
Climate-Proofing Coffee
世界のコーヒー生産高の60%は、1250万の小規模農家が担っている。ところが、業界団体「ケニア・コーヒープラットフォーム」の2018年の調査によると、ケニアの小規模コーヒー農家の中でコーヒー栽培によって「生計を立てられる収入」を得ている農家は49%にすぎない。
ケニアのコーヒー生産高は、1980年代の最盛期に比べると半分以下に落ち込んでいる。その一因は、若い世代の農家がマカダミアナッツやアボカドなど、もっと儲かる農作物に転向したり、不動産開発業者に土地を売って農業をやめてしまったりしたことにある。
幸い、ンギブイニは、生産したコーヒー豆(高い品質を評価されて賞を受けたこともある)のほとんどを専門業者に高い価格で販売できている。それでも理想を言うとすれば、害虫に強く、品質の安定性が高い品種を栽培したいと思っている。
そのような品種は、まだ存在しない。しかしイノベアの活動が目標を達成すれば、ンギブイニはもっと自分の理想に近い品種を栽培できるようになる。そして、世界のコーヒー愛好家の毎朝の1杯が守られる......かもしれない。
This article by Grist (https://grist.org) is published here as part of the global journalism collaboration Covering Climate Now.

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