「だれにも言っちゃだめだよ」になぜ子どもは従ってしまうのか...集団の性被害を防ぐために気を付けたいこと
車の送迎が危険なことも
また、自家用車による送り迎(むか)えのような場面もそうです。子どもに習い事などをさせていると、どうしても都合が悪くて、だれかに送迎(そうげい)をお願いできたら助かる、と思うことがあるかもしれません。
わざわざお願いするのは気が引けても、その人が、「自分も用事があるので、ついでに」と申し出てくれたとしたら、お願いしちゃおうかな、という気持ちにもなります。地域によっては、送迎してもらうことが必須(ひっす)の場合もあるでしょうから、だれかに送迎してもらうことは絶対にだめ、と言えるわけではありません。
ただし、車の中で2人きりになる状況には注意をはらっておく必要があるでしょう。たとえ子どもが複数人いたとしても、対象の子どもを最後に送り届けるようにして、自然に見えるように2人だけの状況をつくり出すなど、巧妙(こうみょう)だったりします。
このシーンのようなことはそうそうない、と思われるかもしれませんが、実は自宅にまねく、というのも典型例です。何より、加害者にとって自宅はホームグラウンドですから、勝手がよくわかっているし、だれかに中の様子を見られる危険性は極めて低くなります。
被害者の側にとっても、自宅にまねかれることは、相手のプライベートに入りこめたような、自分だけ特別扱いしてもらったような気になります。他人の自宅をおとずれることへの心理的ハードルは低くなり、むしろ楽しみにしてしまうことがあるのです。
子どもが複数でも安全とは限らない
さらには、集団で何かをするとき、たとえば、部活動や習い事の合宿や遠征(えんせい)、キャンプや移動教室のような行事、といった状況が挙げられます。これらは本来、楽しみなことでもあります。ですから、否定するつもりはないということを先にお伝えしておきたいと思います。
そのうえで、子どもが複数人に対して引率する大人1人、という状況はできるだけさけるべきだと考えています。複数の子どもがいても集団で被害にあい、だれも声をあげられない、ということがあるからです。
理由は、それが被害だと気づきにくいとか、返報性のルール(他人がこちらになんらかの恩恵を施したら、自分は似たような形でそのお返しをしなくてはならないと考えてしまうこと)、正常性バイアス(潜在的な脅威やその危険の程度を、最小化しようとする傾向のこと)などが働くためです。
なるべく複数の大人で対応する、という工夫が必要だと感じます。
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