「女子にも権利がある」──11歳で結婚した私が教育を諦めない理由
結婚後も、教育は受け続けると決意していた。学年末ごとに家族からこれで学校はおしまいだと聞かされ、そのたびに校長のファルザナ先生がもう少し続けさせるよう両親を説得してくれた。ルクサティと呼ばれる儀式を終え義理の家族と同居が始まったのは、私が14歳で、10年生が終わりを迎える頃だった。
その頃には自分の意見を主張するすべや、ある程度は妥協が必要なことも学んでいた。夫は最初はかたくなだったけど、叔父が私の教育を続けるべきだと家族を説得してくれたことは、とても幸運だった。
叔父は、夫や義理の家族の考えを少しは変えてくれた。それでも毎年が闘いだった。家族には教育の意義について、あの手この手で説明しなければならなかった。ただ、教員の助手として働いた少額の給料を家に入れることで、義母の態度も少し軟化した。
村の近くに大学進学を目指すための学校が作られ、私もそこに通うようになった。同時に、学士と教員資格を得るための通信教育プログラムも受け始めた。将来的には4年制の看護学校に通って医療の分野に進みたいと考えている。
義母と夫も、教育やキャリアを追い求めることを今では認めてくれている。女子教育に否定的な伝統に縛られず、教育を受ける権利があるはずの女性たちの模範となりたいと思う。(ニアズは現在22歳になり、シンド州で看護師の見習いをしている)
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