「ドレスを台無しにしたくない」ビリー・アイリッシュ、授賞式の壇上で大物女優の「顔面」にサイン...会場の反応は?
第29回クリティクス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)のレッドカーペットに登場したビリー・アイリッシュ(2024年1月14日、米サンタモニカ) Tinseltown-Shutterstock
<全米映画俳優組合賞(SAG賞)授賞式にプレゼンテーターとして登壇したメリッサ・マッカーシーとビリー・アイリッシュ。掛け合いの途中で「サインして」とメリッサがねだると──>
歌姫ビリー・アイリッシュが、2月24日に米ロサンゼルスで開催された全米映画俳優組合賞(SAG賞)授賞式で、コメディアンで女優のメリッサ・マッカーシーの顔面にサインをする即席パフォーマンスで会場を笑いの渦に巻き込んだ。
【動画】会場騒然...壇上で女優メリッサ・マッカーシーの「顔面」に堂々とサインを書き込むビリー
映画『バービー』のために書き下ろした楽曲「What Was I Made For?」が、先日発表された第66回グラミー賞で2部門に輝いたビリーは、ドラマ部門主演女優賞(コメディ)のプレゼンテーターとしてメリッサと共に登壇。この寸劇は、『一流シェフのファミリーレストラン』のアヨ・エデビリに賞を授与する直前に行われた。
不思議な縁を告白した後にサインをねだると...
昨年公開されたディズニー映画『リトル・マーメイド』で海の魔女アースラを怪演して話題になったメリッサは、「あなたが母親の胎内にいる時にも会っている」と明かし、ビリーの母親が自身の最初の即興演技の講師で、その際にビリーを身ごもっていたことを告白。22年以上前の母親とメリッサの縁に驚きながら「それはすごいね」と返答したビリーに、メリッサは「思い出にサインをして」とおねだり。
しかし、サインを求めた場所がメタリックなドレスだったことから、ビリーは「ドレスを台無しにしたくない」と拒否。気を取り直して「じゃあ顔にサインして」とペンを差し出すと、今度は「いいよ」と快諾。二言返事でOKしたビリーにメリッサは、「きれいな顔を台無しにできない」とか言うのかと思ったと皮肉るも、相手にせずペンを手に顎をつかんで淡々と額にサインを始め、会場は大爆笑となった。
サインされながら話し続けるメリッサの口を手で塞いで黙らせると、「いい感じだよ」とノリノリでペンを走らせるビリー。しかし、途中で笑いを堪えきれず、思わず吹き出しそうになり、袖で顔を隠す場面もあった。
小さなハートマークを添えたサインが完成すると、2人は客席に向かって額を披露。その後は何事もなかったかのようにプレゼンテーターの役割を全うした。