最新記事
音楽

ビヨンセ、スーパーボウルCMでの「七変化」にファン歓喜...新曲予告では「妖麗衣装で寝そべる姿」も

2024年2月16日(金)20時00分
千歳香奈子
ビヨンセ

ビヨンセ(2016年5月、ニューヨーク) Sky Cinema-Shutterstock

<猫耳ゲーマーや「バービー」をはじめ、さまざまな姿に変身して見せたビヨンセ。CMの最後には、新曲リリースをしれっと発表。その予告動画の内容も話題となっている>

歌姫ビヨンセが、2月11日に米ラスベガスで開催されたNFL王者決定戦スーパーボウルのテレビ中継で放送されたCMに出演し、その中で新曲のリリースをサプライズ発表。その直後にインスタグラムに投稿した動画で新アルバムを3月29日に発売すると明かすと同時に、新曲2曲もお披露目し、「冗談でしょ?!」とファンを歓喜させた。

【動画】新曲予告の「赤ランジェリーで寝そべるビヨンセ」&「七変化」を披露したスーパーボウルCM

大物スターが出演する豪華絢爛なCMが毎年話題になるスーパーボウルで、ビヨンセは米通信会社大手VerizonのCMに登場。「私ならパンクさせられる」と宣言し、あらゆる手段で世間の注目を集めてVerizonが誇る5Gネットワークの通信速度を落とそうとするスーパースター「ビヨンセ」を演じた。

レモネードスタンドを開設してファンを集めたり、ピンクの猫耳ヘッドホンを付けてゲーマーになったり、バービー風ピンクの衣装で「BarBey(Barbie×Beyonce)」に扮したり、自身のホログラムAIを紹介したり、大統領選への立候補を表明したり...と奮闘。ネットを賑わせようと試行錯誤する姿がコミカルに描かれている。最後は「宇宙でパフォーマンスする初の女性」に挑戦するも回線をパンクさせることはできず、「オッケー、準備はいいわね。新曲を発表するわよ」と重大発表で締めくくった。

その後インスタグラムに動画を投稿したビヨンセは、その中で「act ii,3.29」の文字で2022年リリースの「act i:RENAISSANCE」に次ぐアルバム第2弾を3月29日にリリースすることを発表。そして「TEXAS!HOLD'EM」と「16 Carriages」のシングル2曲もサプライズリリースした。

新曲でカントリーに挑戦、「ルーツを感じさせる」との声も

アルバムの予告動画は、謎の女性が荒野を車で運転するシーンから始まり、驚いた様子で頭上を見上げる男性の集団に映像が切り替わると、視線の先に「TEXAS!HOLD'EM」の文字と真っ赤なランジェリー姿でセクシーなポーズを取るビヨンセが描かれた巨大ビルボードが登場する。これを見たファンは、「すでにネットワークをパンクさせた」「Verizonに伝えないと」などと書き込み、CMの続きを楽しんだ。

YouTubeで公開された新曲も話題を呼んでいる。R&Bとポップを融合した音楽で数々のヒットを生み出し、「Renaissance」ではハウスミュージックを取り入れたビヨンセは、新曲でカントリーミュージックに挑戦。故郷の米テキサスをタイトルにつけていることから「ルーツを感じさせる」との声や「このエラ(時代)に乗っている」「カントリーミュージックにおける黒人の歴史を調べないと」などのコメントも寄せられている。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、米軍制服組トップ解任 指導部の大規模刷

ワールド

アングル:性的少数者がおびえるドイツ議会選、極右台

ワールド

アングル:高評価なのに「仕事できない」と解雇、米D

ビジネス

米国株式市場=3指数大幅下落、さえない経済指標で売
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    メーガン妃が「アイデンティティ危機」に直面...「必死すぎる」「迷走中」
  • 4
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 5
    深夜の防犯カメラ写真に「幽霊の姿が!」と話題に...…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 8
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 9
    トランプが「マスクに主役を奪われて怒っている」...…
  • 10
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 4
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 9
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 10
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中