記念日まで!? 人造人間キカイダー、ハワイで「KIKAIDA」としてカルト的人気を保っている理由
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ILLUSTRATION BY KYOJI ISHIKAWA FOR NEWSWEEK JAPAN
<ハワイアンたちはキカイダーが大好き。本誌「世界が尊敬する日本人100」特集より>
今から50年ほど前に日本が生んだ特撮ヒーロー『人造人間キカイダー』が、なぜか6000キロ離れたアメリカ・ハワイで「KIKAIDA」として今もカルト的人気を保っている。
ハワイの日本語テレビ局で放送が始まったのは1974年。特撮ヒーローものに飢えていた子供たちの間で人気が爆発し、主役のジローを演じた伴大介がホノルルで開いたサイン会には1万人が殺到した。
放送終了後もキカイダー愛は消えず、2001年に再放送が始まると、かつて夢中になった世代の間で人気が再燃。以前番組を見た世代、そして彼らの子供たち世代が健全に育っていることを評価したハワイ州が、「ジェネレーション・キカイダー・デー」を制定した。
人間と機械が入り交じった、ヒーローとしては特異な造形と、不完全な良心回路を持つことによって善と悪の間で悩む設定がキカイダーの魅力。先住民だけでなく、アメリカや日本など多様な価値観が入り交じるハワイの人々の心に、それが響いたのかもしれない。
人造人間キカイダー
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●特撮ヒーロー